前回、我が家のドン・キホーテのスポットエアコン(SC-DQ2546WH)が、北海道の真夏の不快感をどれだけ解消してくれたかをお話ししました。体感の快適さは抜群でしたが、やはり気になるのは電気代ですよね。
今回の検証でわかったことは、2025年8月の電気使用量が前年の同じ月と比べて70.2%も増加していたことです。
本記事では、スポットエアコンを導入したことで、電気使用量等が、過去のデータと比べてどう変化したのかを分析します!
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データ分析:今年の夏は異例の電気使用量と請求額だった
まず、2024年と2025年の我が家の夏の電気使用量(kWh)の推移です。
月 | 2024年使用量 | 2025年使用量 | 差 | 増減率 |
6月 | 179 | 164 | -15 kWh | -8.4% |
7月 | 171 | 278 | +107 kWh | +62.6% |
8月 | 228 | 388 | +160 kWh | +70.2% |
9月 | 177 | 187 | +10 kWh | +5.6% |
そして、こちらが同じ期間の請求額(円)の比較です。
月 | 2024年請求額 | 2025年請求額 | 差 |
6月 | 6,790 | 6,504 | -286円 |
7月 | 6,793 | 10,880 | +4,087円 |
8月 | 9,042 | 14,633 | +5,591円 |
9月 | 6,338 | 6,755 | +417円 |
このデータから、驚くべき結果が見えてきました。
スポットエアコン稼働の7月・8月は電気使用量・請求額が爆発!
スポットエアコンを導入した2025年7月と8月は、昨年と比べて電気使用量が合計で267 kWhも増加しています。
特に8月は、前年比で160 kWh(+70.2%)もの増加となり、請求額も昨年8月より5,591円も増加し、14,633円に達しました。7月・8月の2ヶ月間だけで、合計9,678円の出費増となっています。
電気代急増の理由:【スポットエアコン稼働】と【猛暑】のダブルパンチ!
この電気使用量と請求額の増加を、スポットエアコンだけのせいにするのは公平ではありません。
今年の北海道の夏がいかに異常だったか、そして電気の単価がどうなっていたかを考慮する必要があります。
スポットエアコンをフル稼働
スポットエアコンは6月に購入済みでしたが、本格的な使用に至らなかったため、6月の電気使用量は前年比で減少しています。
しかし、本格的に暑くなった7月に入ると状況は一変し、使用量が急増しました。
従来の扇風機やサーキュレーターだけだった昨年と比べ、消費電力の大きいスポットエアコンを導入したことが、まず使用量増加の土台となっています。
そして、今年は「快適さ」を優先し、節約を意識することなく使用しました。
特に寝苦しい夜には、家族の快適な睡眠のため、朝までつけっぱなしで稼働させる日もあり、これが使用量増加の大きな要因となりました。
記録的な猛暑による使用時間の爆発的増加(北海道の気温分析)
北海道の気象データ(※気象庁の過去の気象データ)によると、2025年の夏は、真夏日(最高気温30℃以上の日)の日数が統計開始以来の記録を更新するほどの猛暑でした。
- 2025年8月16日には、年間真夏日日数が32日を記録。これは、101年ぶりに従来の最多記録を更新する数字です。
ここで、6月から8月の平均気温を比較します。
月 | 項目 | 2024年 | 2025年 | 差 |
6月 | 平均気温 | 19.0℃ | 20.6℃ | +1.6℃ |
7月 | 平均気温 | 23.3℃ | 25.8℃ | +2.5℃ |
8月 | 平均気温 | 24.6℃ | 24.7℃ | +0.1℃ |
6月は平均気温が前年より1.6℃と高かったですが、スポットエアコンは使用していませんでした。
しかし、7月に入ると平均気温が前年比で2.5℃も急上昇(25.8℃は観測史上1位の記録)し、体感的な暑さが限界に達したため、スポットエアコンの本格稼働が始まったことがデータで裏付けられます。
8月も記録的な暑さが続いたことで、昨年までには経験したことのない、連日の暑さが続き、スポットエアコンのスイッチを入れる時間が大幅に増えてしまった、というのが実情です。
電気料金の単価が全体的に上昇傾向
使用量が増えたことに加え、北海道電力(ほくでん)の料金体系が複雑化していることも請求額を押し上げています。
- 料金プランの見直しや賦課金の影響: 基本料金や電力量料金単価、そして「再生可能エネルギー発電促進賦課金」など、電気料金を構成する要素が全体的に上昇傾向にあります。
- 燃料費調整単価の影響: 燃料価格の変動により毎月変わる「燃料費調整単価」も、電気料金の増減に大きく影響します。
つまり、スポットエアコンのフル稼働による使用量増加に加えて、記録的な猛暑による稼働時間の増加、さらに電気そのものの単価が以前より高くなっていることが、請求額の増加をさらに加速させた要因だと考えられます。
ですが、「この猛暑を乗り切るためには、これだけの費用が必要だった」という、いわば「快適性維持のコスト」として捉えるのが現実的かもしれません。
我が家の結論:猛暑でも「快適さ」が最優先
今回の検証で、スポットエアコンは予想通り電気を多く使うことがわかりました。
しかし、あの耐え難いムワッとした熱気が解消され、家族5人が快適に過ごせたことを考えると、この使用量と請求額の増加分は「快適さ」という価値を買った代償だと納得しています。
来年以降も、このスポットエアコンは我が家の夏の救世主として活躍してくれるでしょう!
それでは今日はここまで🌸
明日も良い日でありますように🌈