3歳で「小さめ」だった息子が、7歳でこんなに伸びた!不安を乗り越えたわが家の成長記録

子育て成長日記
この記事は約13分で読めます。

 2020.08.09にブログにした記事。

 気付けばあれから5年が経とうとしています。

 記録の関係上、今回は4年分の記録を公開したいと思います。

 ↓因みに前回のブログはコチラです↓ 

 

 3歳児健診で「あれ?」と思ったあの日から、約4年。

 身長のことで悩んだり、不安になったり、時には涙を流しそうになったこともありました。

 でも、今、息子は身長112cm。

 あの頃の私に「大丈夫だよ」と伝えたい、わが家の成長記録を今日は書きたいと思います。

 お子さんの身長で悩んでいるパパさん、ママさんの心が少しでも軽くなったら嬉しいです。

3歳児健診で突きつけられた現実と、募る不安

 息子が3歳3ヶ月の時、身長は87.8cmでした。

 当時の男の子の平均身長は95.1cm、-2.5SD(標準偏差)の身長は86.2cm

 息子は平均身長よりもかなり小さく、-2.5SDに近い位置にいました。

 3歳児健診の時に医師から「ちょっと小さめです、成長曲線の下の方にいます」と言われたんです。

 当時、周りの子と比べると確かに小さく感じていましたが、まさか医師に指摘されるとは。

 この頃の息子の身長を改めて見てみると、

  • 3歳3ヶ月:87.8cm (平均:95.1cm 乖離-7.3cm、-2.5SD:86.2cm 乖離+1.6cm)
  • 3歳4ヶ月:88.7cm (平均:95.4cm 乖離-6.7cm、-2.5SD:86.5cm 乖離+2.2cm)
  • 3歳5ヶ月:89.2cm (平均:95.7cm 乖離-6.5cm、-2.5SD:86.9cm 乖離+2.3cm)
  • 3歳6ヶ月:89.7cm (平均:96.0cm 乖離-6.3cm、-2.5SD:87.2cm 乖離+2.5cm)
  • 3歳7ヶ月:89.9cm (平均:96.3cm 乖離-6.4cm、-2.5SD:87.6cm 乖離+2.3cm)

と、確かに成長の伸びが緩やかでした。

 「もしかして、何か病気があるんじゃないか?」 「このまま、ずっと小さいままなのかな…」

 そんな不安が頭の中を駆け巡り、夜も眠れないほど悩んだことを覚えています。

 健診の後、家に帰って成長曲線のグラフと何時間もにらめっこしました。

 インターネットで「低身長」と検索する日々。

 情報収集をすればするほど、不安は増していきました。

焦らず、でもできることは全部やろうと決めた日

 旦那様と何度も話し合いました。

 「専門の病院を受診した方がいいのか?」

 「何かできることはないか?」

 結論として、わが家がまず取り組んだのは、日常生活の見直しでした。

 焦る気持ちを抑えながら、「できることを、できる範囲で」と決めました。

  1. 食事の見直し
    「成長には栄養が大切!」と、タンパク質とカルシウムを意識した食事を心がけました。
    ただ、いきなりすべてを変えるのではなく、少しずつ献立に変化を加えていきました
    というのは、息子だけでなく、他の子どもたちもいる中で急な変更は難しいからです。
    まずは、おやつに乳製品を取り入れたり、メインのおかずに少しタンパク質をプラスしたりと、無理のない範囲で調整していきました。
  2. 睡眠時間の確保
    成長ホルモンは寝ている間に分泌されると聞き、睡眠時間は特に意識していました。
    息子はいつも夜8時30分までに寝て、朝6時30分に起きる生活を続けていました。
    この規則正しい生活を崩さず、寝る前に絵本を読んだり、部屋を暗くしたりと、リラックスできる環境作りにも力を入れました。
  3. 適度な運動と外遊び
    体を動かすことも成長に良いと聞き、ほぼ毎日公園へ。
    思いっきり走ったり、ジャンプしたり、すべり台を何回も滑ったり。
    特に、ブランコや鉄棒など、ぶら下がる遊びは背骨を伸ばすのに良いと聞いたので、意識的に取り入れました。
  4. 毎月末の身長計測
    成長曲線を正確に記録するため、毎月末に身長を測るようにしました。
    これにより、わずかな変化も見逃さずに、成長の推移をより詳しく把握することができました。

 これらの生活習慣の見直しに加え、かかりつけの小児科医にも定期的に相談し、息子の成長を注意深く見守ってもらいました。

 医療的な介入が必要な病気が隠れていないか、という不安も常にありましたが、「今は様子を見ましょう」という先生の言葉を信じて、できることを続けました。

 できることは全てやってみて、それでもダメなら諦めよう。

 そんな風に考えていた時、旦那様が言ってくれたんです。

 「身長だけが全てじゃない。元気で心も体も健康であれば、それでいいじゃないか」。

  • 3歳3ヶ月:87.8cm (平均:95.1cm 乖離-7.3cm、-2.5SD:86.2cm 乖離+1.6cm)
  • 3歳4ヶ月:88.7cm (平均:95.4cm 乖離-6.7cm、-2.5SD:86.5cm 乖離+2.2cm)
  • 3歳5ヶ月:89.2cm (平均:95.7cm 乖離-6.5cm、-2.5SD:86.9cm 乖離+2.3cm)
  • 3歳6ヶ月:89.7cm (平均:96.0cm 乖離-6.3cm、-2.5SD:87.2cm 乖離+2.5cm)
  • 3歳7ヶ月:89.9cm (平均:96.3cm 乖離-6.4cm、-2.5SD:87.6cm 乖離+2.3cm)
  • 3歳8ヶ月:90.1cm (平均:96.6cm 乖離-6.5cm、-2.5SD:87.9cm 乖離+2.2cm)
  • 3歳9ヶ月:90.5cm (平均:96.9cm 乖離-6.4cm、-2.5SD:88.2cm 乖離+2.3cm)
  • 3歳10ヶ月:91.0cm (平均:97.2cm 乖離-6.2cm、-2.5SD:88.6cm 乖離+2.4cm)
  • 3歳11ヶ月:91.7cm (平均:97.5cm 乖離-5.8cm、-2.5SD:88.9cm 乖離+2.8cm)
  • 4歳0ヶ月:92.5cm (平均:99.5cm 乖離-7.0cm、-2.5SD:90.5cm 乖離+2.0cm)
  • 4歳1ヶ月:93.0cm (平均:99.8cm 乖離-6.8cm、-2.5SD:90.9cm 乖離+2.1cm)
  • 4歳2ヶ月:93.3cm (平均:100.1cm 乖離-6.8cm、-2.5SD:91.2cm 乖離+2.1cm)
  • 4歳3ヶ月:93.6cm (平均:100.4cm 乖離-6.8cm、-2.5SD:91.5cm 乖離+2.1cm)
  • 4歳4ヶ月:94.0cm (平均:100.7cm 乖離-6.7cm、-2.5SD:91.8cm 乖離+2.2cm)
  • 4歳5ヶ月:94.5cm (平均:101.0cm 乖離-6.5cm、-2.5SD:92.1cm 乖離+2.4cm)
  • 4歳6ヶ月:95.1cm (平均:101.3cm 乖離-6.2cm、-2.5SD:92.4cm 乖離+2.7cm)
  • 4歳7ヶ月:95.6cm (平均:101.6cm 乖離-6.0cm、-2.5SD:92.7cm 乖離+2.9cm)
  • 4歳8ヶ月:96.2cm (平均:101.9cm 乖離-5.7cm、-2.5SD:93.0cm 乖離+3.2cm)
  • 4歳9ヶ月:96.8cm (平均:102.2cm 乖離-5.4cm、-2.5SD:93.3cm 乖離+3.5cm)
  • 4歳10ヶ月:97.5cm (平均:102.5cm 乖離-5.0cm、-2.5SD:93.6cm 乖離+3.9cm)
  • 4歳11ヶ月:98.2cm (平均:102.8cm 乖離-4.6cm、-2.5SD:93.9cm 乖離+4.3cm)
  • 5歳0ヶ月:99.0cm (平均:104.7cm 乖離-5.7cm、-2.5SD:95.1cm 乖離+3.9cm)
  • 5歳1ヶ月:99.5cm (平均:105.0cm 乖離-5.5cm、-2.5SD:95.4cm 乖離+4.1cm)
  • 5歳2ヶ月:100.0cm (平均:105.3cm 乖離-5.3cm、-2.5SD:95.7cm 乖離+4.3cm)
  • 5歳3ヶ月:100.4cm (平均:105.6cm 乖離-5.2cm、-2.5SD:96.0cm 乖離+4.4cm)
  • 5歳4ヶ月:100.8cm (平均:105.9cm 乖離-5.1cm、-2.5SD:96.3cm 乖離+4.5cm)
  • 5歳5ヶ月:101.2cm (平均:106.2cm 乖離-5.0cm、-2.5SD:96.6cm 乖離+4.6cm)
  • 5歳6ヶ月:101.6cm (平均:106.5cm 乖離-4.9cm、-2.5SD:96.9cm 乖離+4.7cm)
  • 5歳7ヶ月:102.0cm (平均:106.8cm 乖離-4.8cm、-2.5SD:97.2cm 乖離+4.8cm)
  • 5歳8ヶ月:102.4cm (平均:107.1cm 乖離-4.7cm、-2.5SD:97.5cm 乖離+4.9cm)
  • 5歳9ヶ月:102.8cm (平均:107.4cm 乖離-4.6cm、-2.5SD:97.8cm 乖離+5.0cm)
  • 5歳10ヶ月:103.2cm (平均:107.7cm 乖離-4.5cm、-2.5SD:98.1cm 乖離+5.1cm)
  • 5歳11ヶ月:103.6cm (平均:108.0cm 乖離-4.4cm、-2.5SD:98.4cm 乖離+5.2cm)
  • 6歳0ヶ月:102.8cm (平均:110.0cm 乖離-7.2cm、-2.5SD:100.3cm 乖離+2.5cm)
  • 6歳1ヶ月:103.2cm (平均:110.3cm 乖離-7.1cm、-2.5SD:100.6cm 乖離+2.6cm)
  • 6歳2ヶ月:103.6cm (平均:110.6cm 乖離-7.0cm、-2.5SD:100.9cm 乖離+2.7cm)
  • 6歳3ヶ月:104.0cm (平均:110.9cm 乖離-6.9cm、-2.5SD:101.2cm 乖離+2.8cm)
  • 6歳4ヶ月:104.4cm (平均:111.2cm 乖離-6.8cm、-2.5SD:101.5cm 乖離+2.9cm)
  • 6歳5ヶ月:104.8cm (平均:111.5cm 乖離-6.7cm、-2.5SD:101.8cm 乖離+3.0cm)
  • 6歳6ヶ月:105.2cm (平均:111.8cm 乖離-6.6cm、-2.5SD:102.1cm 乖離+3.1cm)
  • 6歳7ヶ月:105.6cm (平均:112.1cm 乖離-6.5cm、-2.5SD:102.4cm 乖離+3.2cm)
  • 6歳8ヶ月:106.0cm (平均:112.4cm 乖離-6.4cm、-2.5SD:102.7cm 乖離+3.3cm)
  • 6歳9ヶ月:106.4cm (平均:112.7cm 乖離-6.3cm、-2.5SD:103.0cm 乖離+3.4cm)
  • 6歳10ヶ月:106.8cm (平均:113.0cm 乖離-6.2cm、-2.5SD:103.3cm 乖離+3.5cm)
  • 6歳11ヶ月:107.2cm (平均:113.3cm 乖離-6.1cm、-2.5SD:103.6cm 乖離+3.6cm)
  • 7歳0ヶ月:108.6cm (平均:117.3cm 乖離-8.7cm、-2.5SD:108.9cm 乖離-0.3cm
  • 7歳1ヶ月:108.8cm (平均:117.6cm 乖離-8.8cm、-2.5SD:109.2cm 乖離-0.4cm
  • 7歳2ヶ月:108.9cm (平均:117.9cm 乖離-9.0cm、-2.5SD:109.5cm 乖離-0.6cm
  • 7歳3ヶ月:110.0cm (平均:118.2cm 乖離-8.2cm、-2.5SD:109.8cm 乖離+0.2cm)
  • 7歳4ヶ月:111.5cm (平均:118.5cm 乖離-7.0cm、-2.5SD:110.1cm 乖離+1.4cm)
  • 7歳5ヶ月:111.8cm (平均:118.9cm 乖離-7.1cm、-2.5SD:110.4cm 乖離+1.4cm)
  • 7歳6ヶ月:111.9cm (平均:119.2cm 乖離-7.3cm、-2.5SD:110.7cm 乖離+1.2cm)
  • 7歳7ヶ月:112.0cm (平均:119.2cm 乖離-7.2cm、-2.5SD:110.7cm 乖離+1.3cm)

 この言葉には本当に救われと思っています。

小さめだった息子は、こんなに大きく成長した!

 あの頃の不安が嘘のように、息子はすくすくと成長してくれました。

 今回のデータを見ると、次のグラフのようになります。

 息子の身長が青線平均身長と比べて低いことが分かります。

 また、何とか成長曲線の-2.5SDを保っていることが分かります。

 7歳男の子の成長曲線の-2.5SDが約110.7cmということを考えると、息子はまだ小さい部類に入るのかもしれません。

 実際、彼の身長は現在も平均身長に近づくことはなく、成長曲線の-2.0SDと-2.5SDの間を行ったり来たりしている状況です。

 特に7歳0ヶ月から7歳2ヶ月にかけては、一時的に-2.5SDを下回る場面もありました。

 しかし、3歳の頃に停滞していたように見えた成長も、この4年で着実に伸びてくれています。

 特に6歳後半から7歳にかけての伸びは著しく、身長の伸び悩みが嘘のようです。

 低身長で悩んだ経験は、私たち家族にとって次のことで大きな学びとなりました。

  • 成長は人それぞれ、個性であること。
  • 焦らず、子どものペースを見守ることの大切さ。

 たとえ身長が成長曲線の下の方を推移していたとしても、息子は心も体も本当に元気いっぱいです

 学校でも友達と元気に遊び、好奇心旺盛に色々なことに挑戦しています。

 低身長の悩みを通して、私たちは息子のそんな「個性」にも改めて気づくことができました。

身長データの年次分析:平均と成長曲線との乖離

 息子の身長の推移と、平均身長・成長曲線(-2.5SD)との乖離を1年ごとに客観的に見ていきます。

  • 3歳代(3歳3ヶ月〜3歳11ヶ月)
    • この期間、息子の身長は平均と約-6.6cm〜-5.8cmの乖離があり、-2.5SDの線からは約+1.6cm〜+2.8cmの乖離で推移しています。
    • 医師から「小さめ」と指摘されたのもこの頃で、成長曲線の最下限に近い位置で推移しており、不安が大きかった時期です。
  • 4歳代(4歳0ヶ月〜4歳11ヶ月)
    • この期間は、平均と約-7.0cm〜-4.6cmの乖離-2.5SDの線からは約+2.0cm〜+4.3cmの乖離が見られます。
    • 5歳に近づくにつれて、平均との乖離が少し縮まり、-2.5SDの線からの乖離が大きくなっています。
    • これは、成長曲線のカーブに沿って、少しずつでも身長が伸びてきていることを示しているのかもしれません。
  • 5歳代(5歳0ヶ月〜5歳11ヶ月)
    • この期間は、平均と約-5.7cm〜-4.4cmの乖離-2.5SDの線からは約+3.9cm〜+5.2cmの乖離で推移しています。
    • 平均との乖離がさらに縮まり、-2.5SDの線からは比較的離れて推移しており、この時期は比較的順調に伸びていたことを覚えています。
  • 6歳代(6歳0ヶ月〜6歳11ヶ月)
    • この期間は、平均と約-7.2cm〜-6.1cmの乖離-2.5SDの線からは約+2.5cm〜+3.6cmの乖離が見られます。
    • 再び平均との乖離が広がり、-2.5SDの線にやや近づいている時期です。
    • この変化が、「また伸び悩んでいるのかも」という心配に繋がりました。
  • 7歳以降(7歳0ヶ月〜7歳7ヶ月)
    • この期間、息子の身長は平均と約-8.7cm〜-7.0cmの乖離があり、-2.5SDの線からは約-0.6cm〜+1.4cmの乖離で推移しています。
    • 特に7歳0ヶ月から7歳2ヶ月にかけては、一時的に-2.5SDを下回る場面もありましたが、その後は再びプラスに転じ、線の上に位置しています。
    • 一進一退しながらも、しっかりと身長を伸ばす努力が実を結び、成長曲線の下限を大きく下回ることなく推移していました。

 このように年間で見ていくと、平均との差は大きく変わらないものの、成長曲線の下限である-2.5SDの線を大きく下回ることなく、そのラインに沿って着実に成長していることが分かりました。

 波はありますが、着実に伸びている証拠ですね。

悩んでいるあなたへ、伝えたいこと

 もし今、お子さんの身長のことで悩んでいる方がいたら、一人で抱え込まずに、まずはかかりつけ医や専門医に相談してみてください。

 そして、栄養バランスの取れた食事、質の良い睡眠、適度な運動といった、基本的な生活習慣を見直すことから始めてみるのも良いかもしれません。

 毎月末に身長を測って成長を記録することも、お子さんの成長を客観的に把握する上で大切なポイントです。

 成長は一直線ではありません。

 緩やかな時期もあれば、ぐんと伸びる時期もあります。

 大切なのは、お子さん自身の成長を信じ、日々の小さな変化に目を向けることだと思います。

 わが家の息子も、まだまだ成長途中です。

 これからも、健やかに、そして彼らしく伸びていってくれることを願っています。

 

 それでは今日はここまで🌸

 明日も良い一日でありますように🌈

この経験が、どなたかの希望に繋がれば幸いです。

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